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就活戦線異常あり!【最新版!一流ホワイト企業TOP100ランキング】なぜ、子どもをホワイト企業に内定させなければならないのか

◼最新版「一流ホワイト企業ランキング」TOP100

 まずは、ランキングをさっそく紹介しよう。今年のランキングの特徴はどんなものか総評を竹内氏に聞いた。
「今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で順位が大きく変わりました。昨年まで3年連続で1位だった三菱地所は8位に転落。昨年2位だったグーグルが1位になりました。グーグルに限らず、全般的にIT企業の順位が大幅に上がり、コロナの影響を受けたメーカーや広告の順位が大幅に下落したのが傾向です。とはいえ、三菱商事や三井物産などの総合商社不動産デベロッパーはやはり高い点数を叩き出しており、今回のランキング100位にも多く入っているます」(竹内氏)業界別にランキングについて詳細な解説を竹内氏に行なってもらうことにしよう。まず、全体の視野を明確にするために1位から100位まで【図表1〜4】を参照いただきたい。

  ●1位から25位までは以下の通り【図1参照】

【図1】一流ホワイト企業ランキング1位〜25位

 

  ●26位から50位までは以下の通り【図2参照】

【図2】一流ホワイト企業ランキング26位〜50位

 

  ●51位から75位までは以下の通り【図3参照】

【図3】一流ホワイト企業ランキング51位〜76位

  ●76位から100位までは以下の通り【図4参照】

【図4】一流ホワイト企業ランキング76位〜100位

 

◼︎商社のホワイト企業

3位:三菱商事(資源・非資源まで基盤厚い)
4位:三井物産(鉄鉱石や原油・LNGに強み)
12位:伊藤忠商事(繊維や食料などの非資源事業に強み)
21位:住友商事(CATVなどメディア事業に強み)
72位:双日(航空機・自動車・肥料などに強み)
88位:兼松(電子・デバイスや食料に強み)

 総合商社は、海外で大きなビジネスがしたい人や、社会的にインパクトのある仕事がしたい人、その他マネジメントに関わりたい人にオススメだ。30代で年収が1000万円を優に超えるという高待遇が得られることに加え、ビジネスマンとして長期的にマネジメントに関わっていくようなスキルも身につくため、例年人気のある企業群でもある(竹内氏)。

62位:井上特殊鋼(特殊鋼専門)
91位:日本紙パルプ商事(紙パルプ専門)

 なお、商社関連では以下の専門商社もランクインした。どちらも『就職四季報』での平均年収が800万を超えている優良企業である(竹内氏)。

 

◼︎IT業界のホワイト企業

1位:グーグル(検索エンジン)
2位:Facebook Japan(SNS)
7位:マスワークス(MATLABなどの数学的計算ソフトウェアの開発)
14位:ヴイエムウェア(仮想化技術)
15位:freee(クラウド会計)
16位:セールスフォースドットコム(営業支援SaaS)
18位:アマゾンウェブサービスジャパン(クラウド)
19位:日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(SIer)
20位:Colorkrew(アプリケーション開発)
24位:Apple Japan(iPhone)
25位:アシスト(SIer)
26位:アークシステム(SIer)
33位:シスコシステムズ(通信機器)
44位:エクスペディアホールディングス(旅行予約サイト)
53位:ブルームバーグ・エル・ピー(金融ソリューション)
61位:Sansan(クラウド名刺管理サービス)
76位:リクルートライフスタイル(ホットペッパーなど)
77位:ユーザベース(NEWSPICKSなどの経済メディア)
79位:トヨタ通商システムズ株式会社(SIer)
93位:アバナード(ITコンサル)

 コロナ禍企業のテレワーク需要が増えたり、在宅でも巣篭もり需要が増えたことから、今年は多くのIT企業がランクインした。IT企業を受ける際は各企業がどんな課題を解決しているのかに着目することが選考を突破するコツなので各社のソリューションをしっかりと理解しておくとよいだろう(竹内氏)。

 

◼︎不動産業界のホワイト企業

6位:三井不動産(東京ミッドタウンなど)
8位:三菱地所(丸の内を中心にオフィス事業)
69位:東急不動産(渋谷再開発)

 6位の三井不動産や8位の三菱地所、そして69位の東急不動産をはじめとする大手デベロッパーは大家さん業で安定収益が稼げることや、丸の内や虎ノ門などの土地を抑えていることから高い金額でオフィスを貸すことができている。そのため高給となり、離職率も低い。69位の東急不動産でさえ倍率は162倍と、学生からの人気も高くなっている(竹内氏)。

27位:リクルート住まいカンパニー(SUUMO運営) 
40位:三井不動産レジデンシャル(住宅分譲事業) 
42位:三菱地所リアルエステートサービス(不動産管理・売買・仲介)

 なお今年はデベロッパー以外にも、27位にリクルート住まいカンパニー(SUUMOの運営)、40位に三井不動産レジデンシャル、42位に三菱地所リアルエステートサービスがランクインし、賃貸の仲介や住宅の売買をする会社も見られた。テレワークの普及に伴って郊外の物件が売れていることも一つの原因となっているだろう。こちらはデベロッパーに比べると低倍率である(竹内氏)。

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竹内健登(たけうち・けんと)

東京大学工学部卒。大手一流ホワイト企業の内定請負人。就活塾「ホワイトアカデミー」を創立・経営。これまで800人以上の就活をサポート。塾はホワイト企業内定率100%を誇り、ホワイト企業の内定が出なければ費用を全額返金する返金保証制度が好評。2019年に『子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法』(日経BP刊)を出版し、「親が子育ての集大成である就活に臨む際の必読書」、「これができれば本当に一流企業に内定できる」と話題。塾のYouTubeチャンネルではホワイトな業界の紹介や大手企業の倍率、ESの添削を公開するなど塾の就活ノウハウを一部紹介している。
YouTube:就活塾 ホワイトアカデミー

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  • 竹内 健登
  • 2019.12.12